フローリス Q&A



介護老人保険施設とは?

皆さんが月々お支払されている介護保険の制度を利用して使っていただける高齢者施設です。病院に入院しての急性期治療を終えられた後、衰えた体力や筋力の強化・維持を図り、スムーズにご自宅復帰されるまでの期間をお手伝い致します。自治体の判定による介護認定を受けていただければ、基本費用のうち9割は国から給付されますのでご負担となる費用は大幅に軽減されます。民間の有料老人ホームとは異なりますので、入居時に纏った費用は一切必要ありません。要介護認定さえ受けておられれば「フローリス」の上質な介護サービスがリーズナブルなご負担額でご利用いただけます。

施設入所中、急に体調が悪くなった時は?

緊急・重篤の場合は、施設医の判断により協力病院に搬送いたします。この場合は即時、施設退所となりますので、医療保険をご利用いただけます。
[協力病院]
西宮協立脳神経外科病院
大原病院
日生病院
尼崎新都心病院

施設入所には期限があるの?

介護老人保健施設は、病院での治療・看護の必要は無いが、医学的管理・看護の下に於ける介護及び機能訓練(リハビリテーション)その他必要な日常生活上の介護を行うことにより、入所者がその有する能力を最大限に利用し自立した日常生活を営むことが出来るように援助すると共に、居宅における生活への復帰を目指す為の施設です。
入所時に、ご本人様のリハビリ計画を作成し、その進捗状態によって在宅に復帰して頂いております。リハビリの進捗状態は、約3ヶ月毎に医療・リハビリ・介護あらゆる面から評価の見直しを致します。それに基づきリハビリの継続が必要と判断された方には、継続してご利用を頂いております。
従いまして、入所時に<入所期間>の限定はございません。
上記のようなリハビリの成果によって在宅に戻って頂くケース以外には●リハビリによる回復・在宅復帰の可能性が見られない場合●医療的な措置が必要な状態・緊急入院が必要であると施設医が判断した場合(施設にドクターは常駐しておりますが、本格的な医療行為が必要な場合は協力病院に依頼いたします)●施設での生活上他のお客様への迷惑行為や器物破損、職員への暴力行為 などの著しい行動が見られた場合などの理由でご退所・他施設へのご転床をお願いすることがございます。

フローリスを利用する為には
どうすれば良いの?

ご利用を希望される方がいらっしゃいましたら、まず「フローリス」にご連絡ください。施設のケア・マネージャーが介護認定からご見学、ご入所までのご相談をお承り致します。身近にご高齢者の生活に関する相談を必要となさる方がいらっしゃいましたらご遠慮なく「フローリス」までお問い合わせください。

施設内でお医者様の診察が
受けられるのですか?

施設医により管理可能な医療・投薬が受けられます。通常の身体状態のチェックなどは看護師が行います。重篤な状態で加療の必要が生じた場合には、施設医の判断により医療機関に転床していただきます。

施設入所中もかかりつけの医療機関に
行きたいのですが?

介護老人保健施設では「比較的安定している病状について」の医療は施設対応とされており、施設入所中の医療管理、投薬管理は施設医の判断により看護・介護スタッフが行います。従ってフローリスご入所中は、医療保険利用で外部医療機関や薬局にかかられる場合はフローリス施設医の指示に従っていただきます。(介護保険のご利用で入所されている期間は医療保険の適用範囲に制限があります)お客様の状態やご都合で、保険医受診並びに医薬品を常時必要とされる場合は、入所契約時にご家族がその内容を必ず把握の上、フローリスの相談窓口でご相談ください。

個室しかないの?

当施設は個室中心の居室配置ですが、多床室も6室ございます。入所時、多床室に空室がある場合は、お申込順に順次ご入所いただいておりますが、常時空室待ちの方がいらっしゃる状態ですので、多床室に限り3ヶ月を超えてリハビリの継続が必要、若しくは引き続きご利用を希望される場合には、個室が空き次第、個室契約の上お部屋の移動をお願いすることがございます。

入所から3ヶ月で出ないといけないのですか?

介護保険では3ヶ月毎にケアプランを作成することになっています。3ヶ月毎にご家族を含めたカンファレンスを実施し、ケアプランを見直します。医療的に安定しており、リハビリテーションが可能で認知症等による介護介助の重篤化が無ければ3ヶ月毎の見直しで継続的なご利用が可能です。

どんなサービスが受けられるのですか?

介護老人保健施設では、(1)日常的な生活支援、(2)専門の理学療法士等による身体機能の維持回復や在宅への復帰を目指すリハビリテーション、(3)介護福祉士による生活機能訓練、(4)看護職による医療管理が基本サービスとして提供されます。

リハビリテーションでどんな事をするの?

身体運動機能の低下に対しては、(1)関節の動きをスムーズにする関節可動域練習。(2)機材を使ったパワーリハビリテーション。(3)弱くなった筋力を強くする筋力増強練習。(4)身体の動かし方を練習する運動療法などを行います。また、寝たきりの生活にならないように、(5)洗面所やトイレ、入浴など、実生活を通じて座る・立つ・歩く・寝返る・起き上がる等の日常生活動作の自立向上を図ります。

終身で利用することはできるのですか?

介護保険の制度上、在宅復帰を目指す施設ですので終身では利用できません。しかし、(1)医療的に安定している。(2)リハビリテーションが可能。(3)認知症等による介護介助の重篤化が無い。という状態であれば、3ヶ月毎のケアプラン見直しで継続的なご利用が可能です。施設医の判断により医療加療が必要となった場合は退所となり、医療機関へ転床していただきます。医療的に安定しておられる場合は、終末期ケアプランもご提案できます。

介護保険はどのように適用されるのですか?

まず自治体の判定による介護認定を受けていただきます。認定されれば収入に応じた割合で介護保険によるサービス費用が給付されますので、ご負担は大幅に軽減されます。

レクリエーションなどはあるのですか?

日課の合間を有意義に過ごしていただけるよう、季節の行事やゲーム、お稽古事、体操、コンサート等、様々なレクリエーションをご用意しています。また外部ボランティアや、職員、他の利用者とのコミュニケーションを通じて社会性の維持を促すようにしています。